ゴム成形とは

ゴム成形とは

ゴム製品の多くは、金型を用いたゴム成形によって製造されます。
ゴム成形(ゴム成型)とは、ゴム成形用の金型に、
ニトリルゴムや、シリコーンゴム、フッ素ゴムなど、
製品用途に合わせて選定したゴム素材を成形する方法です。

ゴム成形方法

ゴム成形には、主に

①コンプレッション成形/トランスファー成形
②射出成形
③押出成形

の3種類の方法があり、製品の形状やコスト、生産量などの条件に合わせて成形方法を検討します。ダブレスでは、①コンプレッション成形、トランスファー成形を行っています。

コンプレッション成形
(直圧成形)

最も一般的な成形方法です。成形とはたい焼きや人形焼きのようなイメージです。プレス機で加熱をして、ゴムを加硫(化学反応)させながら圧力をかけて成形します。製品の形状や取数により金型のサイズが変わり、3枚以上で構成される金型もあります。

トランスファー成形①
(直圧注入成形)

成形の原理はコンプレッション成形と同じですが、ポッドから注入することでコンプレッション成形が難しい形状の製品を成形できます。ただし、下記図のような構造の場合は製品にゲート跡が残ります。

トランスファー成形②
(直圧注入成形)

基本的には製品に注入ゲートの跡が残りますが、金型の構造を工夫することでゲート跡が出ないように出来る場合もあります。下記はその一例で、ゲートを製品上ではなく、製品とバリの間に通しております。